あきほなみ
今日は、【あきほなみ】というお米について書いていきたいと思います。
鹿児島県で誕生した【あきほなみ】は、鹿児島県の気候に合わせてつくられたオリジナル米です。
平成11年(1999年)から平成21年(2009年)と10年の歳月をかけて開発されました。
父:「越南179号」、母:「99S123」の配合から誕生しました。
ヒノヒカリの食味の良さを受け継ぎながら、気候や環境の変化に弱いという弱点を克服したお米になっています。
夏の高温に強く、品質の低下が起こりにくいです。また、ヒノヒカリよりも倒伏抵抗があります。
収穫量も安定しており、平成20年(2008年)には、鹿児島県の奨励品種に採用されています。
九州地方で多く作られている、ヒノヒカリと比較すると、お米の味はもちろん、香りや粘りといったところにおいても勝っています。
鹿児島県で初めて食味コンテストの最高ランクとされる『特A』ランクを受賞。
平成25年(2013年)から3年連続で受賞中!!
鹿児島県内でも、夏と冬の寒暖差があり、また昼と夜の寒暖差が大きいところがあるので、美味しいお米を作ることに適した気候があります。
気温の寒暖差によって、お米の中に甘味が凝縮され、つややかな美しいお米が出来きます。
また、水質もよく、曽木の滝(東洋のナイアガラ)で知られている川内川や白髪岳から流れる水を使用されています。
名前の由来は、[秋にたわわに実った稲穂が風に吹かれて波打つ様子]をイメージされて付けられたそうです。【秋穂波】
鹿児島の田園風景をイメージさせる、美しい名前です。
鹿児島県のお米は、これまで、県内消費が多かったのですが、徐々に注目を集めてきています。近年、九州地方のお米の評判は上昇しているので、【あきほなみ】も全国に知れ渡る日は、近いかもしれません。
《あきほなみの特徴》
・お米の粒が大きい。
・粘りも強い。
・高温に強い
・高品質を維持できる。その為、収量も安定する。
・耐倒伏性に強い。
・お米の持つ旨味をギュッと凝縮したような味わいが楽しめる。
《あきほなみの味の特徴》
・甘味がある。
・甘味や旨味のバランスがいい!
・さっぱりとした味わい。
・モチモチしている。
・ツヤがある。
・冷めても粘り過ぎたり、パサついたりしない。
さがびより
今日は、【さがびより】というお米について紹介していきたいと思います。
名前の通り、佐賀県で誕生したお米です。
父:愛知100号(あいちのかおり SBL) 母:佐賀27号(天使の詩)です。
佐賀県農業試験研究センターが10年もの歳月をかけて生まれました。
近年の気候変動など、夏場の暑さにも強く、平成21年(2009年)から佐賀県の新たな期待として本格的に栽培を開始されました。
【さがびより】は、佐賀県の穏やかな気候・寛大の大地・豊かな水など自然の恵みを生かして、雨の日も風の日も、日々お米作りに農家の方々は励みます。気候が大きく変動する中でも知恵や努力を重ねて、やっと迎えた収穫の日は、秋晴れの佐賀日和。
お米作りをとおした思いをネーミングにされています。
近年、食味コンテストで最高ランクの『特A』ランクを獲得している佐賀県。
そのコシヒカリは、もちろんですが......さらに注目を集めているのが、始めに紹介した【さがびより】です。
日本穀物検定協会が行っている、食味コンテストで最高ランクの『特A』を2010年(平成22年)から8年連続で獲得しています。
デビュー以来、連続で獲得中です。
もちろん、栽培方法や育成方法、出荷基準までしっかりと管理されています。
つまり、種まきから稲刈りまでです。
肥料の量や稲の実り具合や玄米中のたんぱく量など厳しいチェックをクリアしたものにかぎられます。
また、生産地や生産者は登録制となっています。そして、研修や指導を通して、生産者の技術/技能を高めてもいます。
最近では、バイキングや有名雑誌であるananなどのメディアに多く取り上げてられています。
《さがびよりの特徴》
・暑さに強い
・モチっとした食感
・つやがよい
・粒が大きく、しっかりとしている。
・適度な粘りと歯ごたえがある。
・炊き上がりがツヤツヤ
《さがびよりの味》
・冷めても美味しい
・甘味/香りがいい
・冷めても美味しい(おにぎりやお弁当にピッタリ)
・極良食味
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くまさんの力
今日は、【くまさんの力】について、書いていきたいと思います。
今回は、わかりやすいですね!名前から連想すると、熊本県ではないでしょうか?
熊本県で誕生しました。父:北陸174号、母:ヒノヒカリを配合して生まれました。
「森のくまさん」に続いてユーモラスなネーミングで登場したのが【くまさんの力】。
〔熊本県の高い品質と美味しさの力を持ったお米〕という意味を込めて名付けられました。
やっぱり、熊本県でしたね。森のくまさんに続く、くまさんシリーズですね(笑)上にもありますが、熊本県は、お米につける名前が独特ですよね!
2008年(平成20年)から熊本県の奨励品種となり、本格的に栽培がスタートしました。
1年後の2009年(平成21年)から販売が始まっています。
登熟期が高温(地球温暖化)でも立派に育ち、玄米の品質が良好な品種です。また、台風などでも倒れにくい特性を持っています。
森のくまさんよりも玄米の質がいいお米といわれており、森のくまさんよりの品質がパワーアップしたお米ともいわれています。
管理方法も徹底されています。土地は、土壌のいい田んぼであること。生産者は、信頼のおける者であること。そして、毎日田んぼに出かけられ、水の管理をすること。
水は、阿蘇山の伏流水で育まれています。
そうした管理と努力により、ヒノヒカリ、森のくまさんにつづく美味しいお米となっています。
くまさんの力は穂の長さが長く、粒も大きいため、ヒノヒカリよりも収穫量が多い。1反あたり、1俵ほど多くとれることも。。
※【くまさんの力】は、熊本県でしか栽培できないお米となっています。
その為、生産量が少ないので、一度は、食べてみてもいい美味しいお米です。
【くまさんの力 特徴】
・品質が安定している。
・お米の粒が少し大きめ(大粒)。
・白米での美しさ。
・香りが強い。
・モチモチとした弾力がある。
・高温に強い。
・耐倒伏性に優れている。
【くまさんの力 味の特徴】
・比較的サッパリとしている。
・炊き上がりがふっくらとしている。
・薄味。食べても飽きがこない。濃いおかずにも合う。
・噛めば噛むほど、味がでる。
・冷めても美味しい。
・お弁当やおにぎりにもピッタリ。
・甘味や粘りは、ヒノヒカリや森のくまさんと比べると劣る。
・[美味しい水を食べているような味]と称されています。
・食味コンテストで最高ランクである、『特A』を5年連続で獲得しました。
【おいでまい】とは…
今日は、【おいでまい】について勉強していきたいと思います。
正直、言って聞いた事がありません。
産地はどこなんでしょうか?また、どんなお米なんでしょうか?
2002年(平成14年)に香川県の農業試験場で「あわみのり」と「ほほえみ」を交配させれ、誕生しました。
2010年(平成22年)に数々の試験をクリアして、香川県の推奨品種に採用されました。
2013年(平成25年)から本格栽培を開始されました。
香川県でお米のイメージは、失礼ながらなかったですね。うどんのイメージがどうしても強いので、小麦などの生産だと思っていました。
名前の由来は、「香川県で生まれた新しいお米を多くの人に食べて欲しい、食べに来てほしい。」との願いを込めて、柔らかい讃岐弁で表現されているそうです。
※本来のおいでまいとは、いらっしゃいという意味。
近年、地球温暖化の影響で、夏の暑い日(温度が上がったり、雨が降らず、連日の猛暑)が続き、お米の透明感(乳白など)がなくなったりして、お米の品質が低下しています。
もとは、ヒノヒカリを県内で多く栽培されていたそうです。(ヒノヒカリは高温障害に弱い。)
香川県は、瀬戸内式気候で、一年を通して温暖で雨が少なく、年間の日照時間が日本で一番長いと言われています。
そこで、香川県は、この問題をなんとか解決するため、美味しくて・夏の暑さに負けない品種の開発に取り組み、生まれたのが【おいでまい】です。
高い品質(安心と美味しさ)を守るために、香川県内でも選ばれた生産者(おいでまい委員会の審査を通った)によって作られています。
《おいでまいの特徴》
・粒が非常に綺麗に揃っている。
・徹底した品質管理。
・品質が良い。(白く濁らない。)
・耐倒伏性が高い。(稈の長さが短いため)
・暑さに強い。
・籾の熟れムラが少なく、きれいに熟れる。
・比較的、栽培しやすい。
・炊き上がりは、お米の色合いが明るく(透明感)、ツヤもあります。
・今、話題の米粉も販売されている。(てんぷらやお好み焼き、ケーキなど)
《おいでまいの味》
・極良食味
・粘りが強い。
・旨味を感じられる。
・さっぱりとしている。
・食感がしっかりとしている。
・味にクセがないため、どんな料理にもあう。(洋食/中華/お寿司/カレー/丼物など)
・コシヒカリに似ている。
・2013年(平成25年)/2014年(平成26年)/2016年(平成28年)に食味ランク、最高ランクの『特A』ランクを獲得しています。ちなみに、四国地方では、初めて『特A』ランクを獲得しました。
なすひかり
今日は、【なすひかり】というお米について学んでいきたいと思います。
名前からも少し分かるかもしれませんが、栃木県で誕生したお米です。栃木県内の那須市からきているのでしょうか?
【なすひかり】は、『栃木オリジナル』の品種です。主に、県内の北地域(中部や北部)で多く栽培されています。
父親に愛知87号、母親にコシヒカリをもっています。
名前の由来は、那須高原の爽やかなイメージを想像できるように、「那須高原」の「なす」と、コシヒカリ由来の良食味であることから「コシヒカリ」の「ひかり」を取って、【なすひかり】と命名されました。
はじめに、想像していたとおりに、那須からきていましたね!
ひとめぼれに替わる早生で、良食味・良品質・多収品種を目標に育成されました。
栃木県の太陽の光をたっぷりと浴びたお米は、粒が大きくて、ふっくらと育ちます。
そして、旨味成分をぎゅっと蓄えるために、とても美味しいお米へと変貌していきます。
そのことから、県内だけでなく、県外でも人気がどんどん高まっていき、今や、栃木県の主力米です。
生産力検定試験を始めた、1998年(平成10年)は、全国的に冷害を受けた年でした。
ですが、【なすひかり】は、ひとめぼれと収量比較して、108%増、コシヒカリと収量比較して、118%増の収量を収めることができました。
また、コシヒカリよりも収穫時期が早い(早生品種)ので、収穫時期を分散させることも出来ます。ということは、労力分散/多品種栽培/適期収穫による品質アップ・収量アップなどが望めますね。
《なすひかりの特徴》
・早生である。
・夏の暑さに強い。
・耐冷性に強い。
・良食味米である。
・粘りが強い。
・粒がやや大きい。
・品質が安定(よい)している。
・耐倒伏性に優れている。
・多収量が望める。
・米袋には秋の訪れの知らせと実りを届ける「とんぼ」のマークが目印。
《なすひかりの味》
・炊き上がりは、ツヤや香りが良い。
・あっさりとしている。
・噛めば噛むほど、旨味や甘味が増してくる。
・食感は少し硬め。
・冷めても美味しい。
・お弁当やおにぎりなどに最適。
・コシヒカリ並みに美味しいのに、値段が安い。(参考:1000円/5kg)
・安くて美味しいお米を食べるには、おススメ!!!
・2010年(平成22年)から2015年(平成27年)産まで6年連続で、食味ランクの最高ランクである[特A]ランクを獲得しています。
・山々に囲まれた地域なので、一日の寒暖差が大きく、稲作にはとてもいい条件の環境です。また、水源も鬼怒川や那珂川といった良質な水を得られることも美味しいお米が作れるポイントです。
森のくまさんとは…
今日は、【森のくまさん】について、書いていきたいと思います。
名前を聞くと、童謡が一番に思い浮かんできました(笑)
皆さんは、どうでしょうか?なにを思い浮かべましたか?
本題に戻りますが…
それが、なんとお米の名前です。名前になっているのです。(驚)
誕生したのが、熊本県です。そう、今では、ゆるキャラのくまモンが人気ですよね!
森の都、熊本で生産されたお米というところから命名されたそうです。
よく考えられていますね!掛け合わせられているところもすごいです!
熊本県農業研究センター農産園芸研究所で1989年(平成元年)に生まれ、平坦地域向けの極良食味品種です。
そのため、熊本県以外では、栽培されていません。
1997年(平成9年)より、推奨品種に採用され、熊本県の平野部や鹿本地方を中心に本格的な作付けが開始されました。
現在では、ヒノヒカリと並んで、熊本県産のお米として、主要作付けされています。
《森のくまさんの特徴》産地:熊本県
・米粒がやや細め。
・穂に籾がたくさんつくので、高収量。
・粘りが強い。
・極良食味。また、最高品質。
・耐いもち病に優れている。
《森のくまさんの味》
・旨味/甘味はしっかり感じられる。
・しつこさはなく、スッキリとしている。
・弾力があり、モチモチしている。
・炊き上がりは、ツヤがある。
・味や風味に優れている。
・コシヒカリに負けない美味しさ!
・バランスのとれたお米。
・冷めても美味しい。お弁当やおにぎりなどに最適。
・2010年(平成22年)から食味ランクの最高である『特A』ランクを5年連続で獲得しました。
・2012年(平成24年)の食味ランキングで、最多得点となり、初めて1位を獲得しました。
・2017年(平成29年)度も『特A』評価を得ています。